SoftbankのiPhone。
8年前は素晴らしいものでした。
が、今となっては機種変更後無用の産物になってしまう悲しい単語に。
紆余曲折を経てSIMフリーを手に入れた訳ですが、MVNO隆盛の時代になった今となっては少々息苦しいSoftbankのiPhone。
今まで機種変更後、一つ前のiPhoneはGPSロガーや宅内音楽用として有効活用していました。過去4台のiPhoneは、手放すことが出来ないままずっと机の引き出しの中に収まっています。
もしこのiPhoneが日の目を見ることがあるとすれば?
再びセルラー電波を受信し携帯電話としての役目を果たすことが出来れば。
しかしこれらのiPhone、Softbankロックが掛かっているのでMVNOのSIMを入れることが出来ません。それでも使うようにする方法はいくらでもあります。
その前に私の場合は、iPhone 6s Plusのテザリングを使ったり、SIMフリーのPocket Wi-Fi GL04Pや、SIMロックをごにょごにょしたGL10Pを使用して通信を行っていました。
さて今回は、一番有名なSIM下駄をはかしてMVNO SIMを偽装認識させます。
昔は数千円しましたが、今はAmazonで安価に手に入ります。
そんな数ある中から選んだのがこちら。
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販売元によってはニセモノや、違う製品が送られてくることがありますが、今回は無事正規品が届きました。
それでは開封の儀。
正規品は、ショップが点検しているといいますが、このセロハンテープを見るとあながち嘘ではないのでしょう。
今回使用するのは以下の通り。
・SoftbankロックのかかったiPhone 5s
・R-SIM 7+
・MVNO SIM(GL04Pなどに利用していた0-SIM)
・先人達も言っていた「諦めない気持ち」
それでは作業に取り掛かります。
始めるにあたって以下の準備が要ります。
1.iMessegeとFacetimeをオフ
2.元のキャリアのSIMを入れた状態で、キャリアを自動オフにしNTT docomoを選択
3.マルチタスクでAppをオフ
4.0-SIM用のAPNをインストール
R-SIM 7+に付属していたSIMトレイにそれぞれを重ねて入れます。
色が違うのは、R-SIM 7+がiPhone 5用なので、スレートカラーという訳です。
わ!docomo 4G掴んだ!!
と、あっさり感が出ていますが、ここに行き着くまでに30分ほど要しました。
このSIM下駄の際に陥るランキングトップ1の「圏外病」一時的に電波を拾わないこの現象。起きてしまっても焦らない。すぐにiPhone 6s Plusに入れて復旧できます。
一般的にはdocomoの携帯電話に入れれば良いと書いてあることが多いですね。
結果的に通信まで行うことが出来ました。
気になる速度ですが、まぁこんなもんでしょう。
が、アンテナピクト立ちません。
MVNO SIMには3種類ありますが、データのみの場合はSIM下駄にすると立たないようです。
そこでまたまた裏技。
先人の知恵は凄い。このBlogの通りに設定を行い、アンテナ表示を行うようにしました。
ちなみに、設定で見るとこの通り。
ネットワークはNTT docomoですが、キャリアはSoftbankのまま。
その為テザリングが出来ません。
当初の予定では、通信帯域の狭いEmobileのPocket Wi-Fiの代わりに、0-SIMの500MB分をテザリングで有効活用しようと思っていましたが、どうやら出来ない様子。これは落とし穴。脱獄必須らしいです。
また、1日GPSロガーとして持ち歩きましたが、予想以上に電池を食います。
なので、実用的では無いと判断。しかし、SIM下駄でSoftbankロックを外せたので、それはそれで満点。
最後に、iPhone 4sも出来るかなと思ってやってみましたが、なかなかSIMを認識しない。結果、あっさりと諦めました。
600円程でR-SIM 7+を手に入れましたが、十分楽しめました。
結論から言うと、SoftbankロックのかかったiPhone 5sは、一番良いところで下取りに出し、docomo iPhone 5sの中古を手に入れるべきでしょう。