今年の京都の桜は少し遅い。
早咲きの桜はいつものように咲いていましたが、ソメイヨシノがなんかおかしかった。実家近所の高野川の桜も上が咲き切ってないと、父が申しておりました。
先週の植物園も、芝生広場ではほとんど咲いておらず。
1週間、天気も悪く今年も晴天の桜とは会えないなと悶々しながら仕事をしていました。そんな仕事中に、買い物に行く道で満開の桜とバックに娘とセルフィーする妻の写真がどんどん送られてさらに悶々とする日々。
今年の桜は遅い。
これが功を奏してか、この連休に観に行くことが出来ました。昨日は生憎の土砂降りでしたが、娘のお食い初めの儀を執り行ったので、出かけている場合ではなく、今日無事行ってこれました。
欲張らず、近所の桜に会いに。
レンズはいつもの単焦点ブラザーズに、今年は何としても広角で行きたかったので、家からこちらを装着して行きました。
京阪の踏切を渡り、JRの高架をくぐると青空の下に咲き誇る桜!
これだけで満足していた私ですが、山科疏水に着いた時、久しぶりの景色に感動しました。
ここまで来たらと、そのまま毘沙門堂まで上がります。
今日は娘は妻に抱っこしてもらっています。そんな妻、今シーズン最大の花粉に悩まされており、鼻が真っ赤か。かわいそう。
途中のしだれが美しかった。
毘沙門堂手前には桜。
秋にはここが紅葉で真っ赤に染まったアーチが出来ます。
今日もこの石段を登ります。
連れて来てよかった広角レンズ!!
晴天の境内、青に桜がよく映えます。
もう今年ここの桜だけで満足。
今日の妻。
鼻は赤いけど、オリンパスのポスターにでも使ってもらえそう。
娘を抱きながら花粉と戦いPEN-Fを操ります。
撮ってて楽しくなる。
そんなシーンが今日は多かったです。
ここ毘沙門堂、秋は敷き紅葉でとても有名ですが、春はこの大枝垂れ桜で有名です。これを見るために全国各地から観光客がやって来て、周辺の道路は毎年大混乱。
ですが、平日の昼下がり。
それも大雨の翌日、ほとんど人いません。
そうそう。
こういう絵が撮りたかったの。あーなんでミニ三脚忘れたんだろ。
境内には梅の木もありますが、すっかり散ってしまい、主役は完全に桜に。
梅は一花一花に注目したいところですが、桜はまとまってるのが綺麗。
全然人いません。
ある意味京都で一番いい場所ですね。
圧倒された。
下から撮る大枝垂れ桜に。桜の花が降って来るよう。
大枝垂れ桜の脇にカメラを置くにちょうどいい高さの木の棒があったので、セルフタイマーで家族写真撮りました。
4年前も二人で一緒に来て、ツーショットを撮ってもらいましたが、まさか今日3人になっているとは。娘も大枝垂れ桜を満喫。
晴天に恵まれ、大枝垂れ桜も堪能出来たので毘沙門堂を後にします。
今年中には引っ越す予定なので、こうやってぷらっとここに来るのも最後かなと少し寂しくなりました。
戻る参道も桜が見頃。
ここはピンクの綺麗な枝垂れ桜。
さて、先ほど少しだけ立ち寄った山科疏水に戻って来ました。
ここは、有志のボランティアの方々が整備した菜の花と一緒に桜を楽しむことが出来る春を最高に感じる場所です。
いつもとは逆周りで疏水べりを歩きました。
菜の花も桜もどちらも満開。
折り返し地点を歩く。
娘を抱っこしている時、カメラストラップはぶら下げられないので、ハンドストラップに付け替えぶらぶらしています。アンカーリンクスをPEN-Fにもつけたので、これは便利。
山科疏水、ここも京都の中では穴場です。
多くの人たちが花見を楽しんでいました。
ちょうどここを通ってる時に、トンネルの向こうから聞こえるエンジン音。
今年も開催される疏水の川下り。三井寺からやって来る船に乗れるイベント。ちょうどその船の試運転?をしていたようです。桜を船に乗って観る、これも贅沢。
ぐるり1周回って来ました。
今日もそのまま西に向かって歩いていきます。
こっちも桜の名所がまだまだ。
昨日の風の残りか、桜吹雪が随所に見られました。
この美しい桜吹雪を歌う曲があるのに、咲き誇ってるよ的な歌がないことに憂いていた妻。
最後は母校前の坂道。
15年前のちょうど今頃。この桜の下をまっさらな学ランきて歩いていたことを思い出しました。月日は早いよ。
そのまま駅前に。
山科駅前のロータリーにも1本桜が咲いています。この桜がここに住んでいる人達の春を感じる最初の1本かもしれません。
買い物を終え、最後にもう1箇所。
妻と娘のお散歩コースの桜です。昨日は大雨の中でしたが、今日は今日一のお日さんに照らされ、最後の最後で一番美しいのに出会いました。
約2時間。
3人ではゆっくりと晴れた空の下、桜を観て来ました。
来年はどこの桜を一緒に観られるかな。