この夏公開されたmacOS Sierraのパブリックベータにて、長年連れ添ったApertureに不具合が発生したことで、遂にPhotosへ完全移行を行いました。
完全移行に伴い、行なったこと・今後の運用についてまとめてみました。
まずこれまでのワークフロー。
1.各カメラからApetureへ取り込み
OM-D E-M5/PEN E-P1からはRAWで、妻のPEN E-PL3とiPhone 6s Plusからはそれぞれpegで取り込みました。この時自動的にファイル名を日付に変更するスクリプトを使用。
2.キーワードを設定
全ての写真にカメラごとのキーワードをつけます。
3.GPSロガーの設定
iPhone 5sのGPS-trkで取ったGPSログをDropbox経由で取り込み、Apertureに読み込み写真をドラックアンドドロップで位置情報をつけます。
4.イベントごとに整理
OM-D E-M5/PEN E-PL3は1日ごとのイベントに仕分け。
PEN E-P1/iPhoneはカメラごとのイベントに仕分け。
5.RAW写真の編集
ほぼAperture内の機能を使用し編集を行う。
6.flickrへアップロード
ApertureプラグインのFlickrExport for Apertureを使用しflickrへ全て自動アップロード。
7.iTunes経由でiPhoneへ同期
古典的な方法ですが、iCloud Photo Libraryを使用していないので、この方法が一番安定。
macOS Sierraにあげた際に下記の項目にエラーが発生しました。
2.キーワードを設定
6.flickrへアップロード
それ以外にも、フルスクリーンモードでブラックアウトや強制終了など、この日が来てしまったか状態。パブリックベータインストール後もだましだまし使いながらPhotos移行を模索しました。
Appleサポートにも相談しましたが、FlickrExport for Apertureが悪さをしているという切り分けを行っただけで、やはりサポート終了製品なので、運用でカバーしてくださいとのこと。
遂に完全移行を行なったので、新しいワークフローを記載します。
この日までの写真をRAWで取り込んで触るのは途方も無いので、jpegで書き出し読み込みました。
1.各カメラから一旦Apetureへ取り込み
Photosでは読み込んだ際のファイル名はカメラでつけられたファイル名がそのまま取り込まれます。flickrにアップロードの際、見やすいようにファイル名を日付にしたいので一旦Apertureに取り込みます。
2.Apetureからオリジナルファイルを書き出す
オリジナルファイルをデスクトップへ書き出します。
3.my TracksでGPSログから位置情報を書き込む
iPhone 5sのGPS-trkで取ったGPSログをDropbox経由で取り込み、このAppを使用し位置情報を書き込みます。
4.Photosへ読み込み、整理
これまで通り、OM-D E-M5/PEN E-PL3は1日ごとのアルバムに仕分け。
1日/カメラ/レンズごとにスマートアルバムを作成し、自動的に仕分けを行う。
5.RAW写真の編集
Photos内の機能を使用し編集を行う。
ノイズ除去に定評のあるDxO OpticsPro for Photos機能拡張にインストールしました。
こういった拡張機能があるのが魅力です。
6.flickrへアップロード
指定のフォルダに書き出す。
このフォルダをバックアップの為にGoogle Photoに自動アップロードされるように設定済み。
F-Stopを使用し、自動でアップロード。
以上がこれからのワークフローになっています。
両方見比べると、いかにApetureが便利なアプリケーションだったかということがわかります。
一方でmacOS SierraとPhotos。
それぞれMac App Storeを活用することで、Aperture以上の戦力になることも分かりました。
ひとまず、長年続けて来たワークフローを保つことが出来ました。
満足感よりも安心感と達成感が満たされました。