前夜の疲れもどこへやら。
本日は京都の北の方へ行ってきました。
妻立っての希望大原へ。
出町柳までカブで行って実家に停めて、駅から京都バスに乗り込みます。
もうリアルに何年乗っていないかわからない。
朝昼兼用で柳月堂でパンを買いました。
いつものくるみパンと、冒険のねぎ焼きパン。
これがまた美味しゅうございました。
京都バスの最後尾に座り、育った街を抜けていきます。
宝ヶ池を越え八瀬を越え、山道を走る京都バス。
約30分ほどすると、終点の大原に到着です。
ここから三千院までは約10分。
無論、歩いて行きます。
実家のあるのと同じ左京区内。
それとは感じられない、のどかな風景が眼前に広がります。
表参道を闊歩闊歩。
この日の京都は通常通り35度を超える真夏日でしたが、ここ大原はとても涼しかったですね。
大原女も表参道を彩ります。
10分歩き、目的地の大原三千院に到着しました。
京都の中心部からだいぶ離れているせいか、人も少なく観光するにはもってこいの場所。
おみくじを引き、庭を眺め癒されます。
ご本尊にお参りをし、さらに庭を巡ります。
三千院と言えばこの庭が印象的ですね。
きっと秋はもっと綺麗になるんだろうな。
先ほどのおみくじを結びます。
少し進むと、古めかしいお堂にたどり着きます。
こちらには創建時より、観音様をお祀りしているお堂です。
中に入ると、一面真っ黒で煤汚れた状態。
そこにおられたお坊さんが案内と説明をしてくださいました。
昔は青い空の絵と共に鮮やかな絵があったそうです。また、ぐるりと仏様が描かれていたそうですが、それも昔の話。赤外線スキャンで復刻された図がありました。
話を聞きながら、昔を近くに感じた時間でした。
ここ三千院は、苔の中にとても可愛い仏様が多数おられます。
愛くるしさ満点。
奥に進むと山奥の寺という印象を強く受けました。
涼しいせいか、紫陽花もまだまだ元気。
奥のお堂。
圧巻。
のどかな風景がひたすら続く。
そろそろ三千院を後にしようかと思った矢先、少し雨がポツリ。
この頃京都市内はゲリラ豪雨だったそうです。
登ってきた参道を下りながら、きゅうりを食べ、少し寄り道しました。
一面に広がる赤しそ!
あいにくの天気でしたが、のどかな田園風景は気分をリフレッシュさせてくれました。
でも、左京区なうってゆうてもわからんな。
バス停に戻るとちょうどゲリラ豪雨… 。
雨雲ズームレーダートにらめっこしながら、15分ほど雨宿り。
お次は寂光院を目指します。
ちなみに、地元の川高野川はここら辺からきています。
一雨去って、青空だ!
寂光院側は温泉宿が多くあり、その内の一つ大原山荘の足湯を目当てにしていましたが、なんと休業日… つら。
なんじゃもんじゃ言いながらも寂光院。
PENを買ってすぐに来て以来、6年振りかな。何にも変わってないや。
放火にあい、復元されて10年程経ちましたが、少し雰囲気が出てきたのかな。
今までのどこのお寺よりも静かで、寂しさの見える場所。
奢れる平家も久しからず。
平家物語の舞台は寂しい所が多い。
寂光院を後にし、疲れた体を癒しに行きました。
大原の里は営業中。
日帰り入浴プランがあり、これは入るしかないと飛び込みました。
こういう時男で良かったと思うよね、ほんと。
頭からがっつりお湯を浴び1時間ほど温泉を堪能。
お風呂に入った後は、おにぎりとお味噌汁を頂きました。
疲れた体に塩加減が最高でした。
東京の足湯に続き、やはり人間はお湯の中にいることが幸せですね。
出町柳からバスで30分ちょい。
京都市とは思えないのどかさよ。
さっと行って避暑&温泉という秘境です。
京都人こそ行くべきかと。